住宅の断熱について

昨夜のクローズアップ現代
テーマは住宅の断熱についてでした。

わたしは住宅の専門家ではないけれど
ペレットストーブや薪ストーブという
暖房の仕事をやってきている今
住宅性能の如何によって
ストーブ暖房の効果もまた
大きく左右されることがわかってきています。

わたし自身、昭和50年代に建てられたという中古住宅を購入し住み始めたのが10年前。薪ストーブやペレットストーブを使いながら暮らしています。購入時にはありがたいことに窓は全て断熱仕様のペアガラスLow-Eになっていました。
煙突をつけようと壁に穴を開けたときに内壁と外壁の間が空洞だったことによって壁に断熱材が入ってないことを知りました。屋根断熱も床下断熱もなかったです。

ほぼ1年ほどそのままで過ごしました。
冬はストーブで焚いた熱は上昇し屋根の雪をとかしますが、室内はどんどん焚いてもなかなかあたたまりません。夏は太陽の熱が屋根を照らし、その熱が天井にこもり家全体を熱しました。2Fには暑すぎてあがりたくありませんでした。

こりゃいかん
と身をもって体験した例です。

その後、友人の施工者の手を借りて、自分たちで天井裏と床下にセルロースファイバーの断熱材を吹き付けてほっとひと息ついた経験がありますが、その経験を踏まえ、住宅の外皮性能、とても大事だと思います。
後づけできるのもまた大事!

今回のクローズアップ現代はそんな話。
住宅の断熱や正しい気密の取り方についての考え方を日本に広く普及したいと活動されている建築家の森みわさんは番組の中で
「温熱環境は人権問題だ」
とおっしゃいました。

まさにこれ。
熱はヒトの健康状態に被害を及ぼす。
暑すぎても寒すぎても
ましてや同じ屋内で寒暖の差がありすぎても
健康被害を及ぼす
というか生死に関わります

ヒートショックという言葉は
すでに皆さんご存知かと思います
がまんがまんでやるすごす時代は
もういらないと思います。

住宅の中の室温を一定に保つ
段差のバリアフリー
室温のバリアフリー
大事な考え方です。

今朝は久しぶりに肌寒さを感じた朝でした。
これまでの猛暑の続いた夏からの切り替えが早いです。
これから本格的に寒さが訪れるまえに
快適な温熱空間で過ごす時間を楽しむことができるように
住空間のことを考えてみませんか?

9/2 月
クローズアップ現代
19:30-19:57
見逃し配信あり
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024090220978

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