先週末の八戸での勉強会
ペレットマン八戸がホストとなり、タイヤボイラーについての施設見学ツアーを組んでいただきました。大雪の降り続く中の八戸行きでしたが、決行してよかった!
ものすごい刺激になりました!
All Pelletman Meeting 2025
ペレットマン各店は東日本でそれぞれ燃料の地産地消についてがんばっている仲間たちなんですが、今回は新年会と称して、青森県八戸市のペレットマン八戸まで行ってきました!
ペレットマン八戸を運営しているのは(株)工藤(&関連会社の(株)ENEX)という高性能ジェットボイラーを開発し、全国へ施工している会社です。
今回は、そのジェットボイラーの見学を兼ねての八戸会☆
廃棄されたタイヤを燃料として使う
のがこのジェットボイラー
廃タイヤを燃やしたら匂いとか、環境汚染とか
ついいろいろ念頭に浮かんでしまうのですが
それを高温で完全燃焼させることによって排気ガスをクリーンにするというのがこの機械のすごいところ。
煙突内に仕込んだサイクロンがその秘訣だそうで
燃焼と爆発の狭間
(なんかちょっとかっこいい~♡)
というのが
社長の工藤博さんの言葉。
誰だって車乗るだろ、タイヤ使ってるだろーよ
使わなくなった途端ゴミとか
邪魔者とか
なんなんだよ
と熱く語る博さん。
エネルギーはエネルギーとして作られてる
灯油は灯油だしね
でも、使わなくなったゴミをエネルギーとして使うんだよ
これにこだわるわけじゃない
あるからそれを有効利用
なんなら混焼する地域があってもいい
その地域ごとに解決方法はある
森林をうまくミックスして使ってもいい
いろんな言葉が飛び出してくる。
青森県内では廃棄タイヤの7割がこうやって暖房の燃料として使われているそうです。その分、化石燃料の使用量が減る。依存が減る。
今回は八戸の近郊、南部町苫米地にあるバーデパークという温泉や温水プールのある施設へ導入されたボイラーを見学させていただきました。5-6年ほど前に導入し継続して結果を残しているそうです。
初期の導入費用は6000万円。
それまでの年間の油の使用代金は4000万円each
タイヤボイラーを導入後の年間のコストは2000万円each
となると1年で2000万円の削減
初期費用はすぐもととれたそうです。
役場の担当責任者さんからは、これはヒットどころじゃないね、ホームランだねーって言われたらしい。
サイクロンが仕込まれたタイヤボイラーの煙突
今も燃焼中だけど
可視化される煙はぜんぜんない
無色透明
(うちの下宿っ子が同行 西馬音内の娘ちゃんと一緒にイヌ氏を歩かせてくれてた)
今回は、タイヤボイラーで湯を沸かし
尿素を溶かして尿素水アドブルーを製造する施設も見せていただきました。これからのクリーンディーゼルには欠かせないアドブルー。前回こちらにおじゃましたのはラウンチする直前くらいだったけど、今はすっかり稼働していて、精製についての面白い話もたくさん聞かせていただきました。
アドブルー精製工場
尿素
攪拌機がでかくて
ハシゴで登って中を見させてもらった
タイヤボイラー
上の扉は燃焼炉
下の扉は灰受け
1日に70本のタイヤを燃やす
2機あるのは1日交替で
動作は朝にタイヤをいれてスイッチオン
消えるのは燃焼すべて終わったら自然に消える
翌朝、灰受から灰とワイヤーなどを取り出す
片方のボイラーにタイヤ入れてスイッチオン
トラブル知らずっていうのがよい
指定管理業者として認定されながら。
小さいタイヤはそのままでOK
大きなタイヤはタイヤカッターで切る
タイヤの中に仕込まれたワイヤーは
燃えかすとして灰受から回収。
以前は業者さんが買い取りしてくれてたけど
少し前にそれをやめてしまったんだって。
残念だけど今は廃棄しているらしい。
それもまた通過点かなと思いました。
また何かになるかもしれない
ならないかもしれない
煙突めっちゃかっこいーね!
って工藤家のひとり息子に言ったら
えーぜんぜんわかんないってニコニコしてた
かわいいひとや
貯湯タンク
タイヤの中の
ワイヤーは廃棄だったけど
こちらのは鋼鉄
酸化しても買い取り業者さんがいて
次にまわされるという。
持続可能
循環
バーデパークでのタイヤボイラー見学の後は施設内で座学。みんなで車座になってあれやこれや。
今回は工藤さんたちの取り組みの他に
ペレットストーブのメンテやトラブルシューティングどうしてる?うちはこう、うちはこう、みたいな情報交換もめっちゃできてよかった。
大雪の影響で
参加予定だった人たちがこれなくなったり
日程的にどうしても八戸まで行くのが難しいひとたちもいて、すこし人数は少なかったけど、それでもとても有意義な話し合いになりました。
すわって
ストレッチしながら話できたのもよかった。
ちょうど施設の外に出たタイミングで
子どもたちによる春を呼ぶ踊りをするよってやっててその準備してるところを撮らせていただきました。
めっちゃかわいい
し
春を呼ぶお祭りが地域に浸透しているの
すごく素敵
ほんとなら最後まで観たかったけど
本番はじまるまでにはけっこう時間かかるみたいだったから事前に退散。
(さいきん少しだけ集団行動について学んでいますw)
少しおそめのお昼は南郷のいろり屋さんにて。
あさみちゃんは鶏南蛮定食だった
すごいボリュームでみんなハッピー
わたしのはここの看板メニューの塩ホル定食
めっちゃおいしかったー!
(でも量が多すぎて食べきれなかったのが残念。。くやしい~ 次回はしっかり食べれるようがんばる)
ひとり運転での片道8時間という長丁場
久しぶりすぎて自分だいじょぶかと思ったけどけっこうだいじょぶだった!
と思ってたけど
途中ホワイトアウトあり
氷点下8度の高速道路ありで
やっと自宅に着いたら
雪の壁にはばまれたw
末っ子がいてくれて助かったー!
復路の8時間と、その後の、家に入るためのミッドナイト雪かきが追加されて、さらに翌朝は5amに出発するという末っ子くんのお見送りもして、あとは通常通りにめっちゃ忙しい月曜業務があって、昨夜は20:30に寝落ちしました。
で、今朝はゆっくり自宅のお風呂に入って
ようやく生き返ってきた気分。
そうして、この週末の刺激的な体験の余韻を噛みしめています。
八戸night
みんなは繁華街で3次会まで行ったらしいけど、私はイヌ氏を同行したので1次会で早引け。イヌを歩かせながら八戸の街。宿はペットOKの民泊のおじさんち。バイク屋さんみたいな宿で、ごちゃっといろんなものが所狭しとある中で、モンキーとかゴリラとかハーレーのミニバージョンみたいな250ccとか、少し憧れるバイクの世界。でも個室ドアがアコーディオンカーテンだったりと少しびっくりしたけどまあいっか。
薪ストーブ使ってて
おじさんいいひとそうで
若い人たちも共有スペースでくつろいでたり
こういうのも悪くない