二酸化炭素排出量取引
という言葉を知っていますか?
化石燃料を使うことによって排出される二酸化炭素の削減量の枠を企業・団体間で売買できるという制度です。
これは京都議定書に基づく地球温暖化防止の国際法の一環としてはじまったものなのですが
こう書くと、なんだかこ難しくて
自分たちには関係ないーと思ってしまいがちなんですが
実は、山形県内でペレットストーブや薪ストーブを使うことによって、そのユーザーさん達はこの制度に参加しているのです☆
すごくないですか?!
現在は 「J-credit制度」として環境省・経産省・農水省が連携して運営を行なっているのですが
山形県では、新規でペレットストーブや薪ストーブを導入される方に上限10万円の補助金を出すサポート制度があり、その申請時にこの「やまがた太陽と森の会」という会への参加申込をします。
この太陽と森の会さんによって、ストーブユーザーさんがひと冬に使用したペレット燃料の消費量を調査します。
こちらは全会員さんではなく、無作為に抽出されたメンバーさんの消費量を実績報告といった形で調査し、平均値を出して、メンバー人数をかけて全体の消費量を推測するやり方です。
(山形県がそれに着手した当初は全員の調査でしたが、現在は会員数が多すぎて大変ということでモニター調査に切り替わったそうです。)
そうすると、年間の木質ペレットの使用量がわかり
そこから、二酸化炭素削減量を算出できるのです
つまり、木質ペレットを使うことによって
その分化石燃料を使わないで済んだよ
ということです。
それ
削減量っていうんですけど
実は売買できるんです✨
二酸化炭素排出の削減量を売って
現金化できるってことです。
これが
J-credit 制度
山形県では
R6年度に木質ストーブによって削減した量は
677 t-CO2
だったそうです!
すごい!
そして、山形県がこのプロジェクトへ参加してから
これまでの累計の削減量は
20,367 t-CO2
だったそうです!
すごい!
じゃあ、誰がそれを買うの?って話なんですが
先にメンションした京都議定書ってやつ
温暖化防止の法律の方向性をさだめたやつ
それ、実は
企業さん向けに
これ以上排出したらペナルティあるよ
っていうルールも作られたんです。
そのペナルティを支払うのであれば
削減量の権利を買って、自分たちがその排出量を超えない体にすればいいってことで
で、まあ
山形県がそれをそういった企業さんに売って
現金化しているわけなんです。
その概要について
詳しく紹介しているサイトがあるので
リンク貼りますね
やまがた太陽と森の会
https://www.pref.yamagata.jp/…/taiyotomorinokai.html
削減量の販売実績
https://www.pref.yamagata.jp/…/taiyoto…/selloff2019.html
ああ、長くなりましたね!
説明っぽくてスミマセンw
でも、これまでの販売実績
累計で
47,935,356円ですって!
4793万5千円て!
ストーブや太陽光発電を新規で導入したみなさんが
それを使い続けてきていることが
山形県へそれだけの現金を生んだんですね。
すごーい!
継続は力なり~♡
#ペレットマン
#山形県の環境への取り組み
#やまがた太陽と森の会
実は、J-credit 制度がスタートする前には、その前身として「J-ver 制度」っていうのがあったんです。そのときはペレットマンをはじめた当初のわたしたち小国グリーンエナジー合同会社が独自で木質ペレットの使用消費量をとりまとめて、CO2排出量を算出し、クレジット化をした経緯がありました。
あの時はまだ展示場もないころだから
2010か2011か
その時の削減量の権利は
なんと、日本野球連盟さんが
買い取ってくださったんですよね~♡
なんか今回、J-creditの紹介を
こうやって投稿に書いていたら
とても懐かしい気持ちになりました(😊)
あ!最後に!
木質ペレット使用量の実績報告を出すやつ
お手元に画像1枚目の封筒が届いておられましたら
提出期限が6/17、来週の火曜日となっています
提出しそびれのないよう
ご協力よろしくお願いします🤲
「J-credit制度」
