会社概要
Pelletman Profile
会社名 | 小国グリーンエナジー合同会社 |
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代表 | 高橋 安以子 |
設立 | 2011年2月8日 |
所在地 | 山形県西置賜郡小国町杉沢68-2 |
電話番号 | 0238-62-2903 (受付時間:月〜土 9:00〜18:00) |
ファックス番号 | 0238-87-0119 |
従業員数 | 6名 |
事業内容 | 木質ストーブ(ペレットストーブ・薪ストーブ)の小売・卸売 ストーブに伴う煙突・配管等・アクセサリー等の小売・卸売 ストーブ設置施工・プランニング 木質燃料(木質ペレット・薪等)の小売・卸売 薪製造機器(薪割機、チェンソー等)の小売・卸売 |
主要取引先 | (株)新越ワークス、北越融雪(株)、銘建工業(株)、(株)スチール、(株)平良農園、(株)板垣水道、(株)月山じょいふるふぁーむ、(有)羽後大一興業、(有)鈴木建設 |
沿革
Pelletman History
2005年 | ペレットマン前史。仙台からUターンした睦人が小国町内の燃料会社へ就職し、その一環としてガソリンスタンド所長になる。小さな町の小さなスタンドで扱う化石燃料の量の多さと経済の流出に気づき始める。 職務に奮闘しながら、同時期に木質燃料のことやペレットストーブの存在を知る。小国町の森林の多さに注目し、再生可能エネルギーを販売することの可能性を見いだし、ペレットストーブ販売への道を模索する。 |
2009年 | ペレットストーブという存在を知り、当時すでに始めていた先人たちの元へ修行に旅立ち勉強させていただいた後に、小国町で第1号を設置する。これは後に「おぐにエネルギーの地産地消を考える会」を一緒に立ち上げることになる時計屋ヤスとの出会いでもあった。 この時期に前後して、小国町のお隣、飯豊町の中津川地区で新規設立された中津川バイオマス(株)にて地産の木質ペレットの生産が始まったこともペレットストーブ販売への動きを後押しした。 |
2010年 | ガソリンスタンドの所長を続けながらその業務の一環としてペレットストーブの普及活動を行う。初年度は1台導入だったが、次年度には町内外の15件のお宅へペレットストーブを導入した。一般家庭の暖房としておおいに喜ばれることを体感する。 ペレットストーブ業務に本気に取り組みたくなり脱サラ。子育て真っ最中であったアイコを代表として法人を立ち上げる準備を始める。 木質エネルギーに関心を寄せる仲間達と、「エネルギーの地産地消を考える会」を立ち上げ「木質エネルギーシンポジウム」を開催。反響を呼ぶ。 |
2011年 | 2月8日 小国グリーンエナジー合同会社を立ち上げる。資本金10万円でスモールスタート。 その1ヶ月後に東北大震災。とりあえずの業務は横に置き、被災地支援活動を行う。幸い小国町のライフラインは止まらなかったので(山形県内では小国だけ)そこを利用し、町内のトラックを集め、炊き出し・タンクでの飲料水の補給・がれき撤去・等々で被災地と小国を往復する日々が始まった。その中でも、がれきとなった材料を利用し、お風呂のなかった避難所にてお風呂場を開設し焚き物もがれきでお湯を沸かし、あたたかなお風呂に入ってもらう活動は多くの方々に喜ばれ、それもまた現在の木材の熱利用への想いを後押ししている。夏頃まで被災地支援を続けるが、だんだんと避難所も解散に近づいてくるにつれ、被災地での活動を収束させ地元小国での足下を固める作業へと移行していった。夏ごろに、自宅近くで空き店舗(元コンビニ)となっていた物件を借り受け、DIYでリノベーションを重ねペレットストーブと薪ストーブの実演展示場を作る。秋ごろ完成。この展示場の名前を「ペレットマン」と名付けた。由来は、第1号ストーブユーザー時計屋ヤスのお宅へペレットを配達した時にヤスの長男リク(当時年長さん)が「あ!ペレットマンがきた!」と喜んで迎えてくれたこと。この年は年間で25件のお宅にペレットストーブを導入した。ここからペレットマンがはじまった。 「エコカップやまがた賞」受賞。2回目の「木質エネルギーシンポジウム」を開催。 |
2012年 | 少しずつペレットストーブの宣伝や展示場の宣伝を重ね、木質燃料の認知度をあげていく。この年に50台近くの新規のペレットストーブを一般家庭や店舗さんの暖房として導入している。これまでの延べの設置台数が100台近くになってきて、一般の方々が身近なところでペレットストーブというものを目にすることが多くなってきたと思う。 一方、山形県内で立ち上がった「エネルギーシフト」という考え方を基にした「エネシフやまがた」へ加入。そこの代表である三浦秀一先生(東北芸術工科大学・環境建築)が主催していた環境先進国であるオーストリアの木質エネルギーについての視察ツアーに睦人が参加。木質燃料が当たり前に使われている暮らしや社会の仕組みを目の当たりにして、ここでできているのなら日本でもきっとできる!と志を新たに帰国する。このツアーに一緒に参加していた鶴岡の板垣一紀さんや酒田の佐藤良平さんが後のペレットマン鶴岡とペレットマン酒田となる。 「エコカップやまがた賞」受賞。3回目の「木質エネルギーシンポジウム」を開催。 |
2013年 | さて、そんなエポックメイキングな「オーストリア木質燃料の旅」は2013も開催。そこに参加したのが最上の菅徳嘉さん、会津の佐藤弥右衛門さん。そのお二方も帰国後に小国のペレットマン展示場を訪ね来られ、何度かの会合を重ねてペレットマン最上、ペレットマン会津が立ち上がることになる。 その流れとはまた別に、西川町で農業をしているという大泉忠昭さんという方から手紙をいただいた。元々は山形大学の敏腕職員として勤務していたが、地元西川町の耕作放棄地の問題は手をこまねいて見ていられないということで一年発起し大学を早期退職し新規就農したとおっしゃる。農業をしながらやはり林地もまたひとつの課題となっている中でストーブの普及に興味がある。もしよかったらお会いしてお話できないだろうかといった内容の熱いお手紙。さっそく会いに行き、また大泉さんも小国の展示場へいらっしゃり、ペレットマン月山を立ち上げることになる。 それぞれ準備期間を経て、まずペレットマン月山展示場が6月に西川町にOPEN。その翌月、最上町にペレットマン最上展示場がOPEN。11月にペレットマン酒田展示場がOPEN。山形県に4つのペレットマンができた年となった。 「エネルギーの地産地消を考える会」の企画で「再エネ★フェス!」を開催。多種多様な再生可能エネルギーを紹介する。 |
2014年 | 新潟県燕三条にてペレットストーブメーカー「さいかい産業(株)」が新工場立ち上げのお披露目会を行った。ここのSS-1というペレットストーブが日本国内でのペレットストーブの普及への大きな役割を果たしているというのはまた別の話で、この会合で、新潟県南魚沼市で3年前からペレットストーブを販売していた鈴木昌弘さんがペレットマンと出会い、追ってペレットマン南魚沼となる心の準備を始める。
一方、あれは夏ごろか、アポなしで国道7号線を新潟から秋田まで帰る途中にちょいっと小国まで入ってきて寄ってみましたという秋田県羽後町西馬音内でペレットストーブを施工販売している大野兄弟が小国の展示場へやってきた。ペレットストーブけっこう台数売っているとの噂を聞いて興味があったという。これもまたさいかい産業の新工場のお披露目会がそのきっかけになったらしい。その後、小国の睦人&悦人(睦人の双子の弟。少し前から入社して一緒に仕事をするようになっていた)が秋田へ訪ねていって意気投合。ペレットマン西馬音内を立ち上げる運びとなった。 この頃より薪ストーブもお客様のご希望により設置することが増えてくる。となると燃料問題。ペレット燃料は配達するが、薪燃料はご自分で作られるほうがいいね、ということで、チェンソーなどを扱うドイツのメーカーSTIHLの提携ショップもペレットマン小国展示場に隣接する形でOPEN。研修を重ねたメカニックスタッフも育成し、販売だけではなくメンテナンスなどのアフターケアにも力を入れる。小国町内での薪作りネットワークも始動してくる。 昨年に続きイタリアにてペレットストーブの本場の現状を視察。ヨーロッパNo.1メーカー「エディルカミン」を訪ね、日本の販売展開のきっかけとなる。 2回目の「再エネ★フェス!」を開催。「山形イノベーションアワード アントレプレナー賞」優秀賞を受賞。 |
2015年 | 3月 ペレットマン最上で推し進めていたバイオマスモデルタウン構想の準備として、ペレットマン最上の担当職員さん達と共にオーストリア木質燃料視察に通訳としてアイコ参加。リアルなエネルギーシフトが進んでいる社会を体感。 5月 ペレットマン西馬音内展示場OPEN。 7月 ペレットマン南魚沼展示場OPEN。 薪ストーブの需要が増えたのを受け、煙突設計や施工の専門スタッフを育成。煙突の施工時に使用する設置部材の利便性と耐久性を求め、低価格で提供できるようなオリジナル商品の開発に着手する。 小国町の中央商店街にて「再エネ★フェス!VOL.3」を開催。「山形県環境保全推進賞」の選考委員特別賞を受賞。 |
2016年 | 7月 STIHLショップつながりで、ペレットマン最上の菅社長の紹介により埼玉県新座市で解体業&重機リースを営む柴田勝己さんと出会う。出会った瞬間から意気投合。たまたまペレットマン最上の菅さん、ペレットマン南魚沼の鈴木さん、ペレットマン小国の双子とアイコが東京に一同に介し会合した時に、ペレットマン所沢をスタートさせることを決意。 8月 青森県八戸市の工藤家に薪ストーブを設置。施工メインはペレットマン西馬音内の大野兄弟。ペレットマン小国の双子がヘルプで入りました。それで意気投合。ペレットマン八戸を始動させる流れに。 11月 ペレットマン所沢展示場OPEN。 2015年に開発を始めた煙突設置部材が完成し販売を開始。薪ストーブの施工現場で活躍する。またストーブ周りのアイテム、ストーブガードにストーブの敷板や遮熱版、アウトドアシーンでも大活躍の木質着火材などオリジナル商品が好評のため「OnlinShopペレットマン!」をYahoo!ショップにオープン。山形県産の薪や、木質ペレット猫砂なども好評を博す。 「再エネ★フェス!VOL.4」を開催。SNSの拡散効果もあり、多くの方に来場をいただき木質エネルギーなどを体感してもらう。 |
2017年 | 1月 ペレットマン八戸展示場OPEN。 ALL PELLETMAN MEETINGという名でペレットマンの全体勉強会も定期的に行う。 がしかし、次々にできるペレットマン展示場、少しスローダウンして落ち着こうということで、内部をしっかりかためることをがんばろうとする。この間、いくつかの全国各地からのペレットマン希望の申し出もありつつも、これ以上増やすことを意識的に一旦休憩。その間に、それぞれの現場で経験値を積み、それを持ち寄って勉強会を重ね、また新しい知識を学び合おうと深めていった時期。 「再エネ★フェス!VOL.5」を開催。吉田真理画伯の個展「山と動植物、ストーブに囲まれて」 |
2018年 | 5月ごろ、山形県長井市でauの携帯電話ショップを営んでいるという菊地昭雄さんがペレットマン小国展示場へやってくる。2回ほど見学に来られたところで、実は自分はもうすぐ60歳になる。ふつうであればそこで引退なんだろうけど、もうひと花咲かせたいんだ、ペレットマンをさせてくれないか、との申し出。長井と小国では距離も近いしエリア被るかもという懸念もなきにしもあらずだったが、従来ペレットストーブというニッチな産業はまずは一般普及が第一の目標。そのためにはより多くの人に情報や体感が行き届く方がよいに決まっている。ましてや、もうひと花咲かせたいという熱意、最高ではありませんか!ということで、久しぶりに新しい仲間を増やすことに。 9月 ペレットマン長井展示場OPEN。 3年ぶり4度目のヨーロッパ視察inイタリア。 |
2019年 | 福島県桑折町にて電気事業を中心に事業展開している(株)ACDCさんがペレットマン伊達を開きたいと相談あり。 「再エネ★フェス!」飯豊 |
2020年 | 3月よりコロナ戒厳令 外出禁止等
9月 ペレットマン伊達展示場OPEN 「再エネ★フェス!」を開催。 |
2022年 | 8月3〜4日 飯豊・長井・小国 洪水被害 米坂線不通 |
2023年 | 春頃からコロナ解除ムードが始まり、
5月 フィンランドに行く。 7月15日 ペレットマン最上を運営する(株)丸徳ふるせの社長、菅徳嘉さん急逝。 ペレットマングループのムードメイカーでもあり、ペレットマン小国のわたしたちにとって兄貴みたいな存在だった存在を失う。現役社長が亡くなるという混乱をつぶさに垣間見る。 岩手県一戸町の柴田産業さんへペレットストーブと薪ストーブを設置しに行く。 林業を営む柴田産業の社長柴田君也さんは一般家庭への暖房としての木質燃料のストーブに感銘を受け、ペレットマン一戸を立ち上げることに。担当は君也さんの娘の弥優羽ちゃんが営業担当、君也さんの弟のおっちゃんが技術担当を担うことに。 |
2024年 | 4月 ALL Pelletman Meeting in 南魚沼
4月 ペレットマン伊達を運営する(株)ACDCの菊地さんが M&Aにて会社の形態を次のステップに移行することを決意。企業買収に応じた。 7月25日 遊佐・八幡 洪水被害 7月31日 ペレットマン最上を運営する(株)丸徳ふるせ、1年前の社長の急逝により 業務整理・縮小に伴い、ペレットマン最上を閉店。 10月 ペレットマン伊達CLOSE。M&Aの親会社の意向でサブ業務であったペレットマン伊達の事業を10月末日をもって廃業。 11月 岩手県一戸町の鳥越トリコstationにペレットマン一戸展示場OPEN。母体運営会社は(株)柴田産業。岩手県二戸郡一戸町。 |
2025年 | 2月8日 All PELLETMAN Meeting をペレットマン八戸にて開催。勉強会と情報共有。 3月21日 木質エネルギーを未来のためにシンポジウムをペレットマン一戸にて開催。岩手県選出の参議院議員さん、一戸町の町長さん、ゲストに徳島県神山町のグリーンバレー構想のリーダーさん、ペレットマン一戸社長、ペレットマン小国本店睦人のオープントーク。 |