この方は、ボクの師匠であり、物作りの達人。
みんなから校長先生と呼ばれる元校長先生。
その隣は本日被災地、女川に設置予定の薪焚きボイラー。
ドラム缶の中に中古の熱交換缶体を組み込んでいます。
シンプルですが、被災地の廃物木材を利用して、
お風呂を沸かすには、もってこいだと思われます。
ドラム缶の文字を読んでみると、
どうやらパイナップルジュースの缶の様です。
ちょっとかっこいい。そんなに飲めないけど。
被災地の方に構造と使い方などを説明しています。
現在は週に1回ほど
ちょっと離れた所で入浴できる様になりましたが、
これでいつでも風呂に入れると喜んでいただけました。
上の画像は、こちらの避難場所からすぐ下方の様子。
こちらは、同じく女川に前回設置の同型で、
順調に稼働中とのことでした。
仮設の浴室です。
庭の向かいに、桜が咲いていました。
桜の木の上の方に青いホースが巻きついていますが、
これは誰かが巻いた訳ではなく、
津波がその高さまで運んだものです。
このお宅では5匹の犬と避難所と言う訳にはいかず、
2階の屋根まで水が来たと言う自宅をかたづけて、
9名の方がそこで生活しています。
海岸の近くで、不安もたくさんあるかと思いますが、
助け合い、生活しておられます。
ボクの奥様のつながりの、手編みのグッズも手渡し、
「わぁ、手編みだぁ。すてきー。」
と、喜んでいただき、ボクもよろこびました。
高台から海岸方面を見下ろしています。
3階建ての鉄骨の建物が横倒れになっています。
左側が海ですが、津波という莫大な量の水が持つパワーに
ただただ圧倒されました。
山形長井までもどり、
校長先生宅の薪ストーブのお部屋でひといき、
お食事を頂き、自宅着は、11時半頃でした。
校長先生、同行のトクナガさん、本日お会いしたみなさん、
お疲れ様でございました。
そして、ありがとうございました。